こんにちわ@Yoshimiです。
データ分析・可視化のスキルアップをしたいと考え、Tableau DATASaber(以下、DATASaber)にチャレンジしています。
そこで、試練の感想とDATASaberに興味を持っている方々へ向けて「DATASaber」について紹介します。
Contents
「Tableau DATASaber」って何?
まず初めにお伝えしておくと、「Tableau DATASaber」とは、Tableau社の公式資格ではなく、有志の方(@KT)が始めた認定制度になります。
そして、このように定義されています。
データを通して世界を理解し、それを人に正しく伝える努力を怠らず、
人の心を動かし、行動を促す。これがDATA Saberである。
公式サイト
少しかみ砕くと以下の2つのスキルを保有している人材になります。
【技術力】 データを理解するための基本から上級のスキルを身につけている人
【導く力】 データを理解することでビジネスを変革できると確信し、それを会社内や社会に広める活動ができる人
私は、説明動画を見るまでは、Tableauダッシュボード開発に秀でていればそれで良しと思っていましたが、そうではなく、Tableauのダッシュボードを作成するスキルはもとより、「データドリブン文化を広めるための包括的な知識」を有し、それらを広める活動を積極的に行っている方になります。
どうやったらDATA Saberになれるの?
どうやったらDATA Saberになれるのか気になりますよね。
それは、
applyしてから、90日間で、試練をクリアし、最終試験に合格までする
です。
この試練は名ばかりの試練だけではなく、100時間は確保した方がいいとも言われています。普通に仕事しながら90日間で100時間の捻出はかなり厳しいです。仕事で疲れた頭に鞭打ってTableauの勉強・・・しんどい。試練をクリアしただければ、Saberになれるわけではなく、最終試験は師匠からの口頭試問をクリアしなければいけません。師匠も社会人であることが多く、時間を抑えるのが非常に難しいとのこと。ですので、スケジュール調整も大切になります。
挑戦者の進捗は以下のように可視化されており、自分の進捗、仲間の進捗も確認できてしまいます。焦りも生まれるかもしれませんが、仲間が頑張っていることがわかるので自分もが貼らなくてはという気持ちになれます。
Sabserへの説明動画にて【技術力】と【導く力】を習得することでDATA Saberになれるという説明があります。
動画を見ていた私は、技術力云々の前に、
やる気と根性、そして、携わる方々への感謝
を持つことが大切であり、その気持ちを持って取り組むからこそ【技術力】と【導く力】が習得できると感じました。
やる気と根性
DATA Saberになるためにはいくつかの試練があります。
師匠が決まってから90日間で
- 技術力に関する問を全て満点でクリアすること
- コミュニティ活動で50PT以上を獲得すること
を経て、最終課題に臨みます。(公式サイト認定基準)
コミュニティポイントは、Tableauのtips、データドリブンに関してなどを外に広めていく活動を行う必要があります。私の現場では、データを外に持ち出すこともできない、自社PCで作った資料も外へ持ち出すことはできないため、どのような活動を行い、ポイントを獲得していくかを考えなくてはいけません。めちゃくちゃ調整しなくてはいけないです。
携わる方々への感謝
KTさんも参考資料、説明動画、技術動画を提供してくださっています。師匠も無償でサポートしてくれます。師匠に相談すれば、過去の経験からこういう活動でもポイントもらえるよというアドバイスやチームの勉強会企画してくれたりと、師匠に感謝!
「データドリブン文化を一緒に広めよう!」という同じ方向を向いているからこその、支援・サポートだと認識しています。ここまで無償(きっとそう)で行っていただけることに最大の感謝が必要です。
では、感謝を表現するにはどうしたら感謝と伝わるのか・・・。
それは、私がDATASaberになることで感謝が伝わるのかなと思っています。
最終課題の調整は余裕を持って行う
【技術力】と【導く力】の課題をクリアすると最終試験に臨むことができます。
最終試験の情報は公開されておりませんが、技術認定試験ならびに口頭試問のようです。
最終試験は、師匠の時間を抑える必要があります。師匠も24時間体制で支援してくださるわけではありません。ですので、90日間のギリギリに課題が終わってから、師匠の予定を抑えようとしたとしても、師匠の予定が合わない!なんてことになってしまうとタイムオーバーとなってしまう可能性もあります。ですので、課題はどんどん進めていき、師匠の予定を抑え、あいた時間で更なるレベルアップを行い、最終試験に望むのが万全な対策と考えています。
KTさん曰く、90日の期間で課題をクリアすることも大変だけど、最終試験もそれなりに難しいと。
なので、【技術力】の課題は何回も何回もチャレンジして自分のものにしておくと良いとおっしゃっておりました。
なぜ「Tableau DATASaber」にチャレンジしようとしたのか?
私は、職業柄データを見て施策に対して意思決定を行うことが多いです。
私のオーダーに対して、データ分析チームが「この方が見やすいという可視化」で提供されてきます。少ないデータであればエクセルで解決することができるのですが、アクセスログや売上データとなるとエクセルでは限界があります。そこで、BIツールで分析観点を可視化するスキルを身につけることができれば、データ分析チームとより良いディスカッションができ、より深いところまでビジネスの話ができると考えています。Tableauは興味もあったので、この機会にチャレンジしよう!と奮起したわけです。
また、私は、バスケットボールが好きでコーチをしており、バスケットボールのみならず、スポーツ業界でもデータ活用が当たり前になってきております。職種としても「スポーツアナリスト」という職種が認知されてきております。バスケットボールの話は、Tableauのスキルが上がってきたらダッシュボードを作成してみたいと思います。
DATA Saber – Bridge 2nd
今回エントリーしたのは「DATA Saber – Bridge 2nd」です。
通常は、自ら「師匠」を見つけ、90日間で、課題をクリアし、最終試験に合格までするです。
ですが、
通常、DATA Saberを取得するには自ら師匠を見つけて、プログラムに参加するのですが、「DATA Saber – Bridge 2nd」では、事務局が設けられ、師匠とのマッチングを行ってくれるプログラムになっています。また、師匠一人に対して、エントリー者多人数でチームが組まれるので、チームで相談しながら進めることもできます。
90日間で課題をクリアしつつ、
- 技術力に関する問を全て満点でクリアすること
- コミュニティ活動で50PT以上を獲得すること
は非常に大変です。
しかし、師匠のサポートや仲間がいることで、一歩を踏み出せる環境でもありました。
最後に
DATASaberは大変な道のりであることは確かです。現在、私も苦戦を強いられております。
しかし、辛いことを経験したからこそレベルアップできます。
DATASaberにチャレンジする必要なこととして、
- 自分がどうなりたいのかという明確なビジョン
- 一歩を踏み出す勇気
- 感謝の気持ち
があれば達成できると考えています。(少し意識高すぎかな??)
現実は、
- スケジュールの管理が大変
- 繁忙期と重なると時間が捻出できない
- コミュニティ活動で苦労した
ですが、師匠の支援、一緒に苦難に立ち向かう仲間がいるからこそ、乗り越えられる試練でもあると考えています。
DATA Saber – Bridge 2ndでは、一緒に立ち向かうメンバーがいるので、いい意味でみんなと会話し、乗り越えていきます。